暮らしを彩る雑貨

マスキングテープの話 ③

マスキングテープの話①から雑貨屋オープンまでの続きです。

雑貨屋オープンと共に小売のOnlineサイトもオープン、ツイッター、フェイスブックのSNSも始めました。
また、デザインが好きなのでマスキングテープ配布をきっかけに販売用のマスキングテープ製作を考え、
自分がほしくて市販では見かけなかったデザインを作ってみようと第2弾、3弾とカモイ製造で販売をしたら、
遠くからもお客様がきてくださってすごく嬉しかったです。

ある日はピアノ先生をなさってるお客様から
「次にマスキングテープ製作の予定がありましたら、音楽に関連したデザインはどうですか?」
とお声を頂き、製作したのがこちらです。

やはり、雑貨屋を始めてよかったと思うことは色んな出会いがあっていい思い出になったことです。
私は極端な人見知りで人との付き合いが今でも苦手ですが、
優しいお客様が多かったので時々思い出すとまた逢えたらいいなぁ~と考えたりします。

あの時、海外のお客様からもコラボの声をいただきましたが、
カモイ製品はオリジナル製作でも海外販売は禁止されてましたので(技術、ブランドを守るためには厳守!)
カモイ社以外の製造会社を探して丸天産業(roundtop)さんにお願いをしました。

少し紙質が違いますが、ご丁寧に仕上げていただきました。
(私の覚えてる話では「美濃和紙」と聞いてます。カモイ社の和紙についてはわからないです。)

次々と当店のオリジナルマスキングテープを作るようになって好評で嬉しかったのですが、
マスキングテープがブームだったので、企業さんや雑貨屋、個人作家さんが新商品をたくさん発売するようになり段々競争が激しくなっていきました。
マスキングテープの商品が飽和状態で今後を考えると売れ行きが落ちていくのは目に見えることでした。

その時にお声をかけていただいたのが、
マスキングテープを製造している会社でお客様との間で架け橋になってくれないかと話がありました。
正直、自分が好きなように自由にデザインがしたいだけで
ノベルティ製作の業界についてはまったく興味がありませんでしたので最初は自信がないと断ったのです。

ここでも人見知りの短所が現れてると思います。会社でのデザイナーとして断念した理由は
クライアントの前でプレゼンテーションがうまくできない・・
インプットとアウトプットの調和ができなくて、インプットで止まってしまう自分を変えたいのに
一歩踏み出すことがなかなか難しいです。

でも、今後のことが不安な部分と自分を変えてみるべきだと思ったので
雑貨の卸サイトに1ページだけ「オリジナルマスキングテープ製作注文」と始めてみました。
なんとなく、半信半疑で始めましたのですぐには製作注文が来ないのが当たり前です。
もちろん、始める前にはサンプル製作を重ねて紙質と接着力をその度に伝え、改善をしてもらいました。

※あの時は企業向けの大量生産の製造会社がほとんどで、
個人向けの小ロットマスキングテープ製作はほぼありませんでした。
製造会社も駆け出しの会社でしたので競合の少ない小ロット製作を狙ってお声をかけていただいたと思います。

それから、1年ほど経って少しずつ製作注文をいただくようになりました。
少しマスキングテープの勢いが落ち着いて、ちょうど個人作家さんやイラストレーターさんなどの
作品つくりが盛り上がってましたのでタイミング的によかったと思います。